第343食目:いたや毛豆(500g×2袋)【通販サイト:あおもり北彩館/青森県】をお取り寄せ。


●商品名:いたや毛豆(500g×2袋)
●通販サイト:株式会社あおもり北彩館(青森県青森市三内丸山305三内丸山遺跡縄文時遊館内)
●価格:税込3,300円/送料込み
●配送温度帯:冷蔵
●販売期間:期間限定(9月中旬〜10月中旬)

お取り寄せ先を紹介します。

株式会社あおもり北彩館(青森県青森市三内丸山305三内丸山遺跡縄文時遊館内)

あおもり北彩館は、自然に恵まれた青森県の農産加工品、水産加工品などの食品から、北国の職人の技が光る工芸品まで取り揃えた青森県産品ショップです。

このブログでは全国各地から色んな種類の《枝豆》を取り寄せています。
今回は、青森県津軽地方の農家に代々受け継がれてきたという在来種の枝豆である「毛豆」です。
その栽培が盛んな青森県北津軽郡板柳町の生産者団体《いたや毛豆研究会》が栽培する特別な枝豆「いたや毛豆」を購入してみました。

それでは詳しく紹介していきます。

届いた商品のパッケージや同梱資料を確認しておきましょう。

青森県津軽地方の在来種の枝豆「毛豆」が入った袋、いたや毛豆、通販・お取り寄せ枝豆
届いた商品がこちら。
1袋に「いたや毛豆」が500gずつ入っています。

いたや毛豆のリーフレット
いたや毛豆の特徴や茹で方のレシピを記載したリーフレットも同梱されていました。

商品のこだわりや原材料を確認しておきましょう。

青森県の在来種「毛豆」の特徴について

●毛豆とは
毛豆は黒目青大豆の一種で、青森県の主に津軽地方で栽培されている在来種です。
茎、葉、さやなどが金茶色の細かな毛に覆われ、大粒で甘くコクがあり、栗のような食味が特徴です。
毛豆は、一般的な枝豆と比べて約1カ月遅い9月中旬から10月上旬が収穫期で、青森の秋の風物詩とされています。

●「毛」のナゾ
もともと大豆のさやには毛が生えていますが、現在流通している一般的な枝豆は、枝豆専用として品種改良され、毛が少なく、鮮やかな緑色のものが増えてきたようです。これに対して毛豆は、大豆の特徴である本来の姿を保っています。
毛豆の毛は、外部からの水分と、内側から分泌される香りや旨味を閉じ込め、豆を害虫から守る働きを持っています。

●美味しい毛豆を全国に
毛豆の栽培が盛んな板柳町は、土質が栽培に適していることに加え、北国の夏特有の昼夜の寒暖差が大きいことから、大粒で甘味の強い毛豆が生産されています。もともと青森県内でしか食されていなかった毛豆を、県外の人にも味わってほしいという想いから、地元農家が集まって「いたや毛豆研究会」を立ち上げ、栽培に取り組んでいます。
研究会では、農薬や化学肥料を使わないか、あるいは使用量を通常の5割以下に減らして生産し、「いたや毛豆」のブランドで販売しています。

●引用元:あおもり産品情報サイト「青森のうまいものたち」

いろんな角度から素材の状態を見ていきましょう。

皿に山盛りの「いたや毛豆」、青森県の毛豆枝豆
1袋500g分を皿に移しました。
市場など経由せずに産地直送で届くので、鮮度はとても良いです。

青森県津軽地方の毛豆枝豆、いたや毛豆
「毛豆」という名の通り、普通の枝豆に比べるとかなり毛深い。
さや全体が金茶色の毛に覆われています。

青森県津軽地方の毛豆枝豆の毛、いたや毛豆の毛
接写するとこんな感じ。
本当に剛毛。
毛ガニみたいです。

この「毛」について、リーフレットに詳しい記載がありましたので引用しておきます。

毛豆の毛は「トライコーム」といい、自分の実を守るためにあります。
寒さと害虫から実を守り、中から分泌される栄養を閉じこめ、香りと旨味を強くします。
毛の濃い豆は美味しいのです!

ここからは調理しながらの実食レポート。

ザルに入った青森県の毛豆枝豆と塩
まずは「茹で枝豆」を作ります。
いたや毛豆の茹で方については同梱リーフレットに記載されています。

最も甘く美味しく食べるコツとして、塩分濃度4%の塩加減で茹でるのがおすすめとありました。
毛豆250gに対して、塩50g・水1リットルを使用しました。

青森県の毛豆枝豆を茹でる、いたや毛豆を水を張った鍋に入れる
事前に洗って塩もみした毛豆を鍋に投入。
水から8〜9分間、よく混ぜながら茹でます。
※茹で時間を長くすると柔らかな豆の食感になるのでお好みで調整してください。

茹で枝豆、沸騰する湯の中のいたや毛豆
沸騰すると湯気とともにトウモロコシに似た甘い香りが漂ってきます。

茹でた毛豆枝豆・ビール・皿、いたや毛豆
茹で上がりがこちら。
冷水に通さず、うちわを使って人肌くらいの温度に落とした状態です。
ビールと殻入れを用意したら食べる準備完了です。

茹で枝豆のさやをとって豆が見える状態、大粒の茹で毛豆枝豆
莢(さや)の中身はこんな感じ。
鮮やかな緑をした立派な豆が出てきました。

茹でた毛豆枝豆の粒を箸でつまむ、いたや毛豆
それではいただきます。

ひと粒が大きくて厚みがあって食べ応えのある枝豆です。
茹で時間を短めにしたので、最初に噛んだ時はポリっとした心地よい食感。
さらに噛み続けるとホクホクしてきます。
甘みが強くて味が濃い。
だだちゃ豆ほどではないものの香りもあって、本当に美味しいです。

揚げ枝豆、いたや毛豆を揚げる
こちらは「揚げ枝豆」

揚げ枝豆、揚げたてのいたや毛豆
揚げると水分が飛ぶので、ホックホクの食感になります。
まるで栗を食べているかのようです。
さやの焦げた部分の香ばしさも加わり、めちゃくちゃうまい。

staub鍋で枝豆ご飯を作る、ストウブご飯鍋で作る青森県の毛豆枝豆ごはん
最後は「枝豆ご飯」
毛豆をたっぷり入れてストウブのご飯鍋で炊きました。
味付けは塩のみです。

炊きたての枝豆ご飯、ストウブご飯鍋で作った青森県のいたや毛豆のごはん
炊き上がりがこちら。
毛豆は他の枝豆と比べると「薄皮」がたるんだり破れたりしないのが特徴的。
皮自体が極めて薄いのか、豆に一体化しているためか。
理由はよくわかりませんが、加熱しても豆が鮮やかな緑色のままで非常に美しいです。

6種類の枝豆ご飯の比較画像、枝豆おつな姫・紫ずきん・はねっ娘会・丹波の黒さや・だだちゃ豆・八尾えだまめの御飯
参考までに今までに食べた「枝豆ご飯」の比較画像です。

枝豆は主に3つの品種に分かれており、その系統で分類すると以下の通りです。

●「青豆(白毛豆)」毛豆、おつな姫、はねっ娘会、八尾えだまめ
●「茶豆」:だだちゃ豆
●「黒豆」:紫ずきん、丹波黒さや

同じ系統でも皮のたるみ加減や破れたりするしないの違いがありますね。
鮮度や収穫時期(早生・晩生)なんかも関係しているかもしれませんが、面白いものです。

炊きたての毛豆枝豆ご飯をしゃもじですくう、いたや毛豆のご飯
しゃもじごと口に運びたくなるほどのいい香り、そして美しい見た目。
これはうまそうです。

飯碗によそった毛豆枝豆のご飯、青森県いたや毛豆のごはん
飯碗枝豆が《緑色》でかぶってしまいましたが、濃淡の違いがあってまた良いものです。
味はもちろん美味。
毛豆の甘みとコクのある味わい、白飯の甘みとほんのり塩味。
新鮮な枝豆で作るご飯は最高です。

青森県のいたや毛豆研究会さんが栽培する「いたや毛豆」、ごちそうさまでした。
鮮度抜群、味が濃くて香りも良い、本当に素晴らしい枝豆でした。
毎日食べたいほど美味しいのですが、生の状態で流通するのはごくわずかな期間だけ。
今回購入した【在来種】の毛豆は9月中旬から10月中旬の約1ヶ月間のみです。
最近では品種改良が進み、8月下旬から収穫される【早生種】の毛豆(あおもり豊丸/あおもり福丸)もあるようです。
味の違いを比べてみるのも良いかもしれません。
とても強くおすすめします。

最後に点数をつけて評価。

【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★★☆
コストパフォーマンス|★★★★☆
見た目|★★★★☆
パッケージ|★★★☆☆
意外性|★★★★☆
ギフトにぴったり|★★★★☆
リピート可能性|★★★★☆
書き手の熱量|★★★★☆
総合評価|★★★★☆

●購入はこちら

「いたや毛豆」1kg

青森県津軽地方の農家に代々受け継がれてきた在来種の枝豆「毛豆」。収穫は9月中旬〜10月中旬の期間限定販売。

  • 楽天市場で見る
  • ※現在販売休止中。収穫時期が近づくと販売が再開されます。