しょっぱくて、少しだけ臭い、旨みのかたまり。若狭地方の名物「へしこ」は、クセになる美味しさ。


《第75食目》
「鯖へしこ漬 国産【1本】 (税込3,780円・送料別)」
古くから伝わる保存食、一度は食べておくことをおすすめします。

お取り寄せ先の紹介です。
⇒株式会社田村長(福井県小浜市)
第67食目》の「浜焼き鯖」、《第68食目》の「鯖缶」と同じ会社さんです。

「へしこ」とは

鯖に塩を振って塩づけにし、さらに糠漬けにした郷土料理、および水産加工品である。若狭地方および丹後半島の伝統料理で、越冬の保存食として重宝されている。若狭の特産品・土産物として、漬け込む魚の種類も「鰯へしこ」「河豚へしこ」などが加わり、福井県で親しまれている。ぬかを軽く落とし火であぶったものはお茶漬けや酒の肴に良い。新鮮なものであれば刺身で食べることもできる。(Wikipediaより)

田村長の製法(商品ページより)

脂ののった鯖を塩漬けにして、2~3週間おき、その後、糠・唐辛子・その他(当店に代々伝わる秘伝)を加え、上に重石をのせ、秋ぐちまでの半年間もの間眠りつづけて鯖のへしこが出来上がります。その香ばしさと甘さをお楽しみください。

説明はこれくらいにして、実際の商品を見ていきましょう。

手提げ袋と「へしこ」です。
このまま手土産として持っていけますね。

大きさは直径40cmほど。

袋から取り出した状態がこちら。
ぬか床から出てきたそのままですね。

原材料はシンプル。

真さば(青森県産)、糠、食塩、粕、唐辛子

表面だけではなく、中にもぬかがびっしりと。

この画像では確認できないのですが、魚の頭寄り半分(肋骨)あたりは骨が多く、尾寄りの半分は骨がほとんどないです。
水分が抜けて、かなり固いので、カットするときは力がいります。
特に骨のある部分は要注意。

断面はこんな感じ。
へしこは一匹丸ごと注文したので、いくつかのパターンで実食していきます。

まずは軽く水洗い。

適当にカット。

【おすすめの食べ方①】生へしこを酢醤油で
へしこ自体の塩分がすごいので、これはしょっぱかったです。
極薄切りくらいにしておけば、ちょうど良かったかも。

【食べ方アレンジ】オリーブオイル
オイルが塩分を和らげてくれるので、これはあり。
でも、もっと薄く切るか、細かくしたほうが良いです。
旨みがすごくて美味しいけど、しょっぱい。
お酒飲みたくなります。

【おすすめの食べ方②】焼きへしこ
この食べ方のときは、ぬかは軽く払った程度で水洗いしてません。
ぬかの焦げた香りと風味が加わり、個人的には生食よりおすすめ。
脂がジュワッと出てきてまろやかになり、身もホクッと柔らかい。
何より骨が気にならなくなるのが良いですね。
白いご飯必須。
たらこや明太子よりご飯がすすむかも。

【おすすめの食べ方③】お茶漬け
うまいですよ、これは!
へしこをひと噛み、ふた噛みしてから、一気に掻き込む!
もう最高です!
飲んだ後の〆にこれは超おすすめ。
「へしこ茶漬け」、提供する飲食店増えてほしいですね。

これだけじっくりと味わったのは初めてでしたが、
数百年食べ続けられてるのには理由がありますね。
美味しいです、「へしこ」。
調理が面倒と思う人もいるかもしれませんが、ぜひ、食べてみてほしい。
ちょっとの量で満足できるので、これ1本あれば相当楽しめるはず。
コスパも悪くないと思いますよ。

お歳暮などのギフトにもおすすめです。

【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★★☆
コストパフォーマンス|★★★★☆
見た目|★★★☆☆
パッケージ|★★★☆☆
意外性|★★★★☆
ギフトにぴったり|★★★★☆
リピート可能性|★★★★☆
書き手の熱量|★★★★☆
総合評価|★★★★☆

■購入はこちら
鯖へしこ漬 国産(オフィシャルサイト)