美味しい牛乳、ってなんだろう。


農家が好きで、日ごろよく農村や農場に行くわたしですが
「おいしいぎゅうにゅう」についての定義がまだ定かではないのです。
みなさんは、どんな牛乳が美味しいと感じますか?

味や濃度が濃い牛乳=おいしい
とお考えの人もいるかと思いますが、
新鮮で絞りたての牛乳の味は、
それほど濃くありません。

どちらかというと、低脂肪牛乳のようなあっさり感。
食べるえさによっても牛乳の味は変化するので、
季節でももちろん違います。

また、日本で飼われている9割以上の乳牛は
ホルスタイン、という白黒の牛さん。
その牛と違う品種の
ジャージーやガンジー、インダスといった牛のお乳は
コクや濃さを感じられるまた違うおいしさを持っています。
ホルスタインはあっさり・さっぱり系!

そして、
「ホモジナイズ」という、牛乳を均一な品質にする工程や
殺菌する熱の高さ、時間によっても味は変化します。

紙パックに入っているか、瓶に入っているかでも風味が変わるのですよ~。
ヨーグルトやチーズなんて、また奥深くて
餌によって変わる乳の味、季節によって変わる味、
製法で変わる味、菌やお塩や砂糖で変わる味、熟成で変わる味・・・
同じ工房でも、
同じ味の乳製品を作ることはとても難しいのがお分かりになったでしょうか!

牛乳でも、乳製品でも
結局のところ「おいしさ=自分の好み」ということ。
「これがうまい!」と思える逸品に出会った瞬間は、感動ものです。
そんな出会いを求める楽しさが、お取り寄せにはある、と思います。