じわじわくる。1本食べ終えた頃に良さがわかる。七味たっぷりの明太子。これは非常にうまい。


《第113食目》
「【椒房庵】無着色 辛子明太子 七味120ḡ(税込1,620円・送料別)」

お取り寄せ先の紹介です。
⇒久原本家 椒房庵(しょぼうあん) (福岡県糟屋郡久山町)
椒房庵は、「茅乃舎だし」で有名な久原本家グループのブランドの一つ。
第70食目》で食べた「辛子釣り明太子」、これはとても美味しかった。
今回は、変わり種をお取り寄せ。
七味を使った明太子、どんなお味でしょうか。

いかにも辛そうな見た目のパッケージ。

包装紙をはずした状態がこちら。

特徴について(商品ページより)

ありそうでどこにもなかった七味唐辛子めんたいこ。うまみの多い品種の唐辛子に、黒胡麻・白胡麻・青海苔・山椒・陳皮・麻の実・芥子の実をブレンドし、自社製の七味唐辛子をつくりあげ、辛子たれに加えて、たらこをじっくり漬け込みました。仕上げに表面にも七味をまぶして、風味を際立たせました。
魚卵のうまみと、七味ならではの風味豊かな香りや香ばしさが口の中に広がります。

開けてみました。
見た目はけっこう強烈。

これです。
すごい量の七味唐辛子。
絵の具、そのまま塗ったかのような見た目。
もの凄く辛そうです。

原材料を確認しておきましょう。

すけとうだらの卵巣(北海道)、米発酵調味料、食塩、かつお節エキス、唐辛子、ごま、還元水あめ、たんぱく加水分解物、ケシの実、陳皮、醤油、昆布エキス、魚醤、麻の実、青海苔、山椒、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(V.C)、ナイアシン、発色剤(亜硝酸Na)

カットしてみました。

余計な汁っけなし。ビシっと漬け上がっていますね。
非常にきめ細かな粒。北海道産の良質な原卵です。
これはうまそう。

それでは、食べてみましょう。

極小粒のサラサラとした食感、非常に良いです。
明太子の味付けは、文句なし。
たらこの旨みもすごい。
美味しい明太子です。

ただ、ちょっとかじったくらいでは、七味の良さはわかりません。
試食程度なら、こんなものかで終わる可能性があります。

口に入れる・噛む・飲み込むを繰り返すうちにだんだんと気づきます。
香辛料を噛み砕くことによって、素晴らしい味が出るのだと。

明太子と七味の香りや風味が複雑に混じり合い、食欲を刺激します。
胡麻やケシ・麻の実、これらを噛んだ食感もたらこの粒とは違って実に楽しい。

辛さは後辛タイプ。見た目ほどに辛くない。
うま辛いと言えます。
山椒は控えめで、舌が痺れる感じもありません。
心地良いほどの辛さと刺激。
非常に美味しいですね。
七味好きにとっては、たまらない味だと思います。

ご飯のおともはもちろん、酒のつまみにもなる。
良さがわかるまでは、ガブガブいってください。
リピート確定の逸品です。
やっぱり、明太子はうまいですな。


【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★★★
コストパフォーマンス|★★★★☆
見た目|★★★★☆
パッケージ|★★★★☆
意外性|★★★★★
ギフトにぴったり|★★★★☆
リピート可能性|★★★★★
書き手の熱量|★★★★★
総合評価|★★★★★


久原本家 椒房庵(福岡県)の「無着色辛子明太子 七味120g」

うまみの多い品種の唐辛子に、黒胡麻・白胡麻・青海苔・山椒・陳皮・麻の実・芥子の実をブレンドし、自社製の七味唐辛子をつくりあげ、辛子たれに加えて、たらこをじっくり漬け込んだ辛子明太子。