美味しい「だし」でお馴染みの会社。【辛子明太子】はどんな味でしょうか。食べ比べ9社目。


《第70食目》
「辛子釣り子明太子130g(税込2,160円・送料別)」
期待を裏切らない、素晴らしい商品でした。

《明太子部門:エントリーNo.9》
「辛子釣り子明太子130g」
⇒久原本家 椒房庵(しょぼうあん) (福岡県糟屋郡久山町)
「だし」で有名な無添加自然食品の「茅乃舎」も運営する久原本家グループ。
総合食品メーカーですが、一つ一つの商品の質が高いことで有名ですね。

特徴について(商品パッケージより)

椒房庵の「釣り子めんたいこ」は、11月から12月にかけて北海道檜山地区で水揚げされるスケソウダラの卵が原料です。それも、今では少なくなった「はえなわ漁」で、名人といわれる漁師さんが一匹一匹釣りあげたものです。
競りが終わってすぐに取り出される卵の中から、ほどよく熟した「真子」と呼ばれる卵だけを選び、新鮮なうちに塩漬けし冷凍します。
その後、福岡へ運ばれた卵を必要なだけ解凍し、特製の辛子たれに漬け込みじっくり味を含ませた後、余分なたれを切り、いちばん食べ頃を見計らってお届けします。
辛さの中にも卵の甘みが感じられるよう、やさしい味作りを心がけました。原卵の持ち味を大事にするため、無着色のまま独自の製法で柔らかめの口あたりに仕上げております。原卵が本来持っている繊細なうまみや歯ごたえをじっくりご堪能ください。

椒房庵ホームページの「明太子物語」というページには、もっとたくさんの事が書かれていますが、ここでは省略。

とにかく、こだわりがすごいという事です。

こちらが「特徴について」の文章が書かれている外箱。

裏面には、製品についての情報が事細かに記載されています。
お客様が品物に対して感じる可能性のある疑問を先取りして回答。
心配りが半端ないです。

箱から中身を取り出しました。

原材料も確認しておきましょう。

すけとうだらの卵巣(北海道)、米発酵調味料、食塩、かつお節エキス、還元水あめ、唐辛子、たん白加水分解物、醤油、昆布エキス、魚醤、調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、酸化防止剤(V.C)、ナイアシン、香辛料抽出物、発色剤(亜硝酸Na)

余分な漬けだれは無し。
このハリとツヤ。美しい。
慎重に、丁寧に扱ってるという事が、きれいに並んだ明太子からわかります。

結構、かために仕上がっているように見えると思いますが、

すごく柔らかいです。
手がちょっとでも当たった部分は、簡単にへこみます。
柔らかい明太子は、漬けだれに浸かっている事が多かったので、
この感触は新鮮でした。

それでは、食べてみましょう。

まずは粒感について。
一粒一粒のきめが細かく、とても滑らかな口当たりです。
北海道産の原卵は小さめの粒が特徴ですが、その中でも特に上質なものを
使っているのがよくわかります。

味は、上品。
本当に美味しいです。
甘さや辛さは、ほんのりとしたものです。
旨みというか、味わいの奥行きがすごい。
じわぁ〜としみてきます。
「原卵が本来持っている繊細なうまみ」、確かに感じられます。

コスパですが、
100g当たりの金額は、1,662円(税込本体価格)。
これは食べ比べ9社中の最高値ですが、
味・品質・こだわりからも納得の価格。

さて、【辛子明太子】の買い推奨順(9社終了時点)ですが、

味の明太子【ふくや】>辛子釣り明太子【椒房庵】昆布漬け辛子明太子(雷)【かば田】 ご贈答用辛子明太子【稚加榮】伝統(無着色)【やまや】博多あごおとし【博多まるきた水産】辛子めんたい【福さ屋】無着色明太子(樽)【かねふく】>激辛 辛子明太子【平塚明太】

となります。
食べ比べ企画、あと数社だけ続きます!


【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★★☆
コストパフォーマンス|★★★☆☆
見た目|★★★★☆
パッケージ|★★★★☆
意外性|★★★☆☆
ギフトにぴったり|★★★★☆
リピート可能性|★★★★☆
書き手の熱量|★★★★☆
総合評価|★★★★☆


久原本家 椒房庵(福岡県)の「辛子釣り子明太子130g」

はえ縄漁の新鮮なスケトウダラの卵を使っためんたいこ。網でまとめて獲る魚に比べて、ストレスがないため苦みの原因となる胆汁がでないため、より卵本来のうまみが味わえます。中辛。

※現在、「辛子釣り子明太子」は販売中止のようです。他にも様々な明太子があります。