見た目に美しい卵、蟹味噌に似たゴロの味わい。子持ちヤリイカ(ボイル)を青森県からお取り寄せ。
第237食目:【駒嶺商店】子持ちヤリイカ(ボイル)500g(税込2,480円・送料別)
●お取り寄せ先:株式会社駒嶺商店(青森県下北郡風間浦村蛇浦新釜谷2−3)
本州の最北端である下北半島の先端に位置するマグロで有名な大間町、駒嶺商店のある風間浦村はその隣で本州最北の村です。
好漁場として知られる風間浦村の名物のひとつとして、生きたまま水揚げする「鮟鱇」があります。
駒嶺商店の看板商品のひとつに風間浦村の名物アンコウを使った「活〆きあんこう鍋セット」があります。
大変気になる商品ですが次の鍋シーズンに試してみることにして、今回はうまいもんドットコムで見つけた「子持ちヤリイカ」をお取り寄せ。
3月下旬から5月初旬にかけての期間限定、下北半島の春の味覚です。
発泡スチロールに入って届きます。
発泡容器の中はこのような状態。
こちらが「子持ちヤリイカ(ボイル)500g」です。
1パックに4〜5杯、2つの容器分けらています。
ここで「子持ちヤリイカ(ボイル)」の特徴について確認しておきましょう。
●駒嶺商店の「子持ちヤリイカ」(引用元:うまいもんドットコム商品ページ)
イカといえば鮮度が命。刺身で食べる印象の強いイカですが、それは思い込みでした。産地ならではの楽しみ方があったのです。
3月ごろから近くの地崎という岬に産卵のためにヤリイカが集まってくるのだそう。地元ではこれが産卵前の今だけのお楽しみ、というわけです。 墨・骨・目・などを目視で選別、15cmほどの大ぶりなものを厳選します。朝獲れの鮮度抜群状態ですぐにボイルします。そこに入れるは駒嶺商店特製の津軽海峡の塩。絶妙な火加減で仕上げ、刺身の状態よりも香りも甘さも際立っています。
●原材料
ヤリイカ(青森県産)、津軽海峡の塩
「子持ちヤリイカ(ボイル)」の状態をじっくり確認してみましょう。
パックのふたを取った状態がこちら。
5杯入りです。
お皿に並べて真上から撮影。
小さいものから大きいものまでバランスよく。
輪切りするとこんな感じです。
卵は上の方に詰まっていますね。
ヤリイカの胴体部分を背後から縦にカット。
卵のかたまりを確認。
中心部はすんなりと抜けます。
部位ごとに並べた状態。
ヤリイカの卵。
こう見るとヤングコーンに似ています。
卵の部分を割ってみました。
形や触った感じとしては粒の大きな数の子。
ヤリイカの卵、すごくきれいです。
これは食べるのが楽しみ。
ここからは実食レポート。
輪切り状態のものに戻ります。
それでは、いただきます。
ボイルしたヤリイカはとても柔らかな食感。
優しい塩味とイカの旨み。
卵のコリコリとした食感がとっても良いアクセント。
ゴロの部分。
これが驚きのおいしさ。
なんと「かにみそ」の味がします。
毛ガニの味噌食べてたっけ?と錯覚するほど。
ボイルしたイカは食べたことはあっても、普通ゴロの部分は除いたつぼ抜き。
イカの沖漬けをお取り寄せした時にゴロ部分も食べましたが、それとは味付けも調理法も違いますし。
大きくなったイカだとこの味は出ないのでしょうか。
丸まま食べるホタルイカとも違う味。
謎のうまさ。
日本酒が飲みたくなります。
今回は常備しているビールと共に。
そのままでも美味しいですが、生姜醤油につけるのも良いです。
こうするとご飯が食べたくなりますね。
駒嶺商店の「子持ちヤリイカ(ボイル)」、ごちそうさまでした。
今回は味にも食感にも驚かされました。
イカといえば刺身が多いですが、生で食べる以上のおいしさがあります。
お酒のつまみにご飯のおかず、どちらでもいける逸品。
期間限定、下北半島の春の味覚。
強くおすすめします。
【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★★★
コストパフォーマンス|★★★★☆
見た目|★★★☆☆
パッケージ|★★★☆☆
意外性|★★★★★
ギフトにぴったり|★★★★☆
リピート可能性|★★★★★
書き手の熱量|★★★★★
総合評価|★★★★☆