角煮の豆知識。沖縄の「らふてー」、鹿児島の「とんこつ」?
角煮は、もともと中国から渡ってきた調理方法と言われています。
大なべに豚肉の塊を煮ていたところ、ほかのことに気を取られて三日以上放置してしまっていたそう。
そのお肉に味付けをしたら、なんとおいしく食べられた!
という偶然できた料理が発祥らしいです。
私的には、火事にならなくてよかったなぁというのが思うところですが、
おいしい料理は偶然の産物なんだなぁ、と常々思います。
ところ変われば、沖縄では角煮を「らふてー」といいます。
らふてーのポイントは、沖縄の硬水と泡盛を使って、じっくりとろけるまで煮込むところです。また、黒砂糖を入れるレシピがメジャーなよう。
よくある角煮の食感とはまた違い、豚の脂身とお肉が同じくらいの食感で、とろっとろ。
また、沖縄では、島豚「あぐー」という琉球在来種のらふてーも食べられています。
鹿児島県内では角煮=「とんこつ」というのをご存知でしょうか?
こちらは、角煮やらふてーとは違って、骨付き豚肋(ばら)肉を焼いてから、芋焼酎・野菜と一緒に煮込み、黒糖・麦みそで味をつけた逸品。
野菜は豚肉の臭みを消すだけではなく、メイン級のごろっと感です。
なんとこの「とんこつ」、
イノシシが捕れる場所では、豚肉ではなくイノシシ肉で調理する場合もあります。
私、一度イノシシのとんこつを食べたことがあるのですが、
こってり、まったりとした味付けにイチコロでした。
思い出したらまた食べたい、、、
とんこつもお取り寄せできないかなぁ~。探してみますね!