今シーズンの鍋料理はこれで最後。締めくくりは北海道の郷土料理「石狩鍋」。残念ながら最低点更新!


《第219食目》
【美食サークル】北海道石狩鍋セット(税込4,320円・送料込み)

お取り寄せ先の紹介です。
株式会社錦堂(東京都台東区台東4-17-1)
1952年創業のギフト専門企業の株式会社錦堂。「美食サークル」という屋号の楽天ショップを運営しています。

運営会社は東京ですが、商品自体は北海道のメーカーが作り、北海道から届きます。
こういったことは楽天で買い物するとよくありますね。
商品が美味しければ、どこから届こうが構わないわけですが。

北海道からお取り寄せした石狩鍋セット
「北海道・石狩鍋セット」のパッケージがこちら。

セット内容は以下の通りです。

秋鮭切身40g×4切、ボイル海老6尾、ボイル帆立3個、かに入つみれ3個、えび入つみれ3個、とりごぼうつみれ3個、パーナ貝(片貝)4枚、ツボ抜きいか 100g×1尾、冷凍うどん250g×1玉、たれ(濃縮:味噌仕立て)50g×2袋

具材は全部で9種類。

調理する前の石狩鍋セット
袋から取り出して皿に盛り付け。
野菜は別途購入しています。

ここで美食サークルから取り寄せた「北海道・石狩鍋セット」の特徴について(商品ページより抜粋)

  • 味噌仕立てのたれでいただく北海道の郷土料理。
  • 新鮮な旬の秋鮭に海老や帆立、イカに3種のつみれ等を詰め合わせました。
  • 小樽漁港や小樽運河近くから北海道の新鮮な魚貝を中心に海の幸をお届けします。

運営する会社は東京都ですが、商品を作って送らるのは北海道小樽市の某メーカー。
届いた商品にメーカー名は表示されています。



それでは具材をひとつひとつ見ていきましょう。
北海道石狩鍋に入れる海老
ボイルえび。
スーパーの惣菜コーナーにあるオードブルの盛り合わせ、それに入ってるのと同じようものです。
新鮮さは皆無。

北海道石狩鍋に入れる帆立
ボイル帆立。
サイズはベビーホタテをもう少し成長させたくらい。
画像の見た目ほど大きくありません。

北海道石狩鍋に入れる鮭
秋鮭。
石狩鍋の主役とも言える具材。
ひと切れ40gですのでスーパーでよく見かける切り身と同じくらいのサイズ。
これも微妙で見た目にも質の良いものではないとわかります。

北海道石狩鍋に入れるパーナ貝
パーナ貝(片貝)。
もちろんボイルされたもの。

ミドリイガイ属(ミドリイガイぞく、Perna)は、二枚貝綱イガイ目イガイ科の1属である。ミドリイガイなどが属す。俗にパーナ貝と呼ばれることもある。
日本でムール貝として販売されることがあるが、moule とは本来はイガイ科全般のことなので必ずしも間違いとは言えないものの、日本でムール貝といえば普通はムラサキイガイなどイガイ属の数種のことである。
出典:「ミドリイガイ属『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』wikipedia

この貝は北海道の名物ってわけではないでしょう。
石狩鍋に入れる必要があるのか疑問です。

北海道石狩鍋に入れるイカ
イカ。
ツボ抜きですので上半分のみ、ゲソなし。
ねっとりしています。

北海道石狩鍋に入れるつみれ(カニ入り、エビ入り、とりごぼう)
つみれ。
カニ入り、エビ入り、とりごぼうの3種類。

うどんを除いた具材は以上です。

staubのブレイザーソテーパン
staubの「ブレイザー ソテーパン」を使って調理。

石狩鍋のスープ
付属の味噌だれを水で割って作ったスープ。

石狩鍋のスープにじゃがいもを投入
まずは野菜から投入。
北海道っぽい具材のひとつとして、今回はじゃがいもを入れてみました。

石狩鍋のスープに野菜をたっぷり入れる
魚貝とうどん以外の具材をすべて投入。
野菜は【じゃがいも・玉ねぎ・白菜・長ネギ・しいたけ・えのき茸・しめじ】の7種類。
ネットで見つけた石狩鍋レシピの具材を参考にしました。

とりごぼうつみれを石狩鍋に入れる
つみれその1を投入。
たぶん「とりごぼう」。

カニ入りつみれを石狩鍋に入れる
つみれその2を投入。
たぶん「カニ入り」。

エビ入りつみれを石狩鍋に入れる
つみれその3を投入。
たぶん「エビ入り」。
※つみれの順番が間違っていたらすみません。それぞれ3種類のうちのどれかです。

パーナ(ムール)貝を石狩鍋に入れる
パーナ貝を投入。

イカを石狩鍋に入れる
イカを適当なサイズにカットして投入。

エビを石狩鍋に入れる
エビを投入。

ホタテを石狩鍋に入れる
ホタテを投入。

秋鮭を石狩鍋に入れる
そして最後に秋鮭を石狩鍋に投入。

沸騰する石狩鍋
具材を全部入れたら再び煮込み。

煮立った石狩鍋の中のエビ・ホタテ・秋鮭・椎茸
こう見るとすごく美味しそうに見えますね。

石狩鍋の具材を器に取り分け
お好みで具材を取り分けて。
それではいただきます。

はっきり言いましょう。
これはおいしくないです。

とにかく具材の質が悪すぎます。

まずボイル海老。
安いオードブルに入ってるのと同じようなボイル済みのエビを鍋(味噌スープ)で煮込むわけです。
これはどうでしょうか。
塩ゆでしたものをそのまま食べた方がおいしいですよ。
身は小さくフニャフニャ。
1尾でもう十分。

続いてボイル帆立。
北海道産と聞いてイメージする肉厚な貝柱のものとはかけ離れています。
ちょっと大きくなったベビーホタテですから。
これもそのまま食べた方がおいしいと思いますよ。

パーナ貝。
北海道の石狩鍋になぜ君がいるの?って感じです。

イカ。
これも残念のひと言。

主役の秋鮭。
これが一番ひどいかも。
苦味すら感じます。
大変おいしくないです。

そして最後に味噌スープについて。
特に褒める点なし。
そもそもボイルした具材ばかりですので、それぞれが持つ旨味がすでに抜けきっちゃってるわけです。
これではスープはおいしくなりませんよ。

あまりにも残念すぎる石狩鍋。
〆用のうどんはそのまま冷蔵庫へ。
締めないでフィニッシュ。
今のところの最低点を更新です。


【食通きどりレビュー】
美味しさ|★☆☆☆☆
コストパフォーマンス|★★☆☆☆
見た目|★★★☆☆
パッケージ|★★★☆☆
意外性|★☆☆☆☆
ギフトにぴったり|★☆☆☆☆
リピート可能性|★☆☆☆☆
書き手の熱量|★★★☆☆
総合評価|★★☆☆☆


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