梅干しによく入っている添加物について
みなさんがいつも食べている梅干しの
「食品表示」を見てみてください。
いったいどんな調味料で梅干しが作られているでしょうか?
本来、梅干しは
昔ながらのつけ方でつけると
「塩・しそ・梅」のみ。
減塩の梅干しにおける、
「食品中の雑菌を増やさずに保てる塩分濃度」は、
だいたい低くても塩分濃度10%。
しかし、最近の梅干しは
8%や5%などの減塩梅干しもあります。
それだけの塩分だと、科学的には保存に向きません。
では、なぜ常温で、しかも長い賞味期限で販売できるのでしょうか。
これが、食品添加物のなせる業なのです。
まず、保存性が低いところを合成保存料のソルビン酸や、合成ビタミンB1が高めます。
(正式には、ビタミンB1ラウリル硫酸塩。ただのV.B1ではないのです。
人体に本当に安全かどうかは解明されていないそうです。)
そして、塩分濃度が少ないことから、塩分が少なく物足りなく感じられます。
そこを補うために、化学調味料(アミノ酸等)や甘味料のサッカリン、ステビアなどが添加されるのです。
添加物に関しては、
皆さん様々な思いがあると思います。
インターネットや書籍で調べてみて、
ご自分の「食べてもいい」境界線を探してみてください。
これは、梅干しだけに限らないことです!
そんなわけで、今回お取り寄せした梅干しに使われていた【トレハロース】について。
【~トレハロース編~甘味料の違い。なんで、砂糖じゃなくて甘味料をつかうの?】
食品を買うとき、添加物を気にする人は多いかと。
何度かに分けで、【甘味料】にスポットを当てていきます。
トレハロースやステビア、キシリトールなどは
昔から食生活に利用されていたり
天然に存在するものから精製されたもので、
「既存添加物」とされています。
今回は、トレハロース編!
トレハロースは
トウモロコシやジャガイモのでんぷんから酵素を使って生成されます。
1グラムあたりのカロリーは砂糖と同じ4キロカロリーですが甘味は半分以下!
つまり砂糖と同じ甘さを出すには、カロリーが2倍になります。
トレハロースを使うとカロリーが増えちゃう!
なのになんで使用するの!
と思ったのは私だけではないはずです。
なぜなら、トレハロースには食品の性質を保つ素敵な力が備わっているのです。
今回は、そのトレハロースの4つの力の紹介。
・冷凍しても品質が変わらない
冷凍したときに、素材の味が変化してしまったり
冷凍前の品質から状態が変わることを防いでくれます。
→冷凍の大福や、カスタードクリームなどによく使われています。
・でんぷんが含まれる食品の劣化防止
でんぷんを含む食品は、時間がたつと水とでんぷんが分離して、
水が出たりぼそぼそになってしまいます。
(よく、炊いた米を放っておくと固くなりますよね!)
それを防ぐのがトレハロース。
→コンビニ弁当のごはんや、お団子、あんこに使われています。
・脂質の劣化を抑える
トレハロースには、肉や魚が腐るのを防ぐ効果があります。
焼き菓子に使う油分の劣化も防げるので、バターの風味を損なわないことも魅力。
・たんぱく質の変性抑制
卵が固くなることを防ぐために使われたり、
ハンバーグや唐揚げの柔らかさを保ちます。
でもでも、添加物に関しては
皆さん様々な思いがあると思います。
インターネットや書籍で調べてみて、
ご自分の「食べてもいい」境界線を探してみてください!