第254食目:天草大王(大ばらし丸)【通販サイト:北垣商店/熊本県】をお取り寄せ。


●商品名:天草大王
●通販サイト:熊本県上天草市龍ヶ岳町高戸3226
●価格:税込5,670円/送料別
●配送温度帯:冷蔵
●販売期間:通年

お取り寄せ先を紹介します。

●お取り寄せ先:豚肉と鶏肉の専門店 北垣商店(熊本県上天草市龍ヶ岳町高戸3226)

私共の龍ヶ岳町は熊本県南西部、天草上島南東岸に位置し、桶島・竹島などを含む、町全域が雲仙天草国定公園に属します。
特に「天草梅肉ポーク(豚肉)」と「天草大王(熊本の地鶏肉)」を専門に販売しております。
いずれも天草地区を代表する特産品に指定され、販売網も少なく、希少価値の高い商品と自負しております。是非一度、ご賞味下さい。

《第252食目:天草梅肉ポーク》に続いて、北垣商店からお取り寄せ。
今回は熊本の地鶏「天草大王」を紹介します。

届いた商品のパッケージや同梱資料を確認しておきましょう。

熊本県の北垣商店から届いた透明ビニール袋に入った「天草大王」の生肉、通販・お取り寄せ地鶏肉
こちらが北垣商店さんから届いた「天草大王 大ばらし丸」

部位ごとに個包装されて届く北垣商店の地鶏「天草大王」の生肉、通販天草大王
外側のビニール袋から取り出した状態。
部位ごとに個包装されています。
セット内容は以下の通り。

●内容量:2.5~3.0kg
●部 位:モモ肉/ムネ肉/ササミ/手羽先/手羽元/鳥ガラ

北垣商店では上記セットの他、ガラなしの「正肉セット」や「中抜き丸」、「手羽先」や「手羽元」のみの商品もあります。

熊本の地鶏「天草大王」について

天草大王(あまくさだいおう)は、熊本県内でのみ飼育生産されている肉用地鶏。
江戸時代から昭和にかけて肥後(現在の熊本県)には、「肥後ちゃぼ」、「九連子鶏(くれこどり)」、「熊本種」、「地すり」、「天草大王」という5種類の地鶏がいたがいずれの種も大正末期から昭和初期にかけて衰退し、中でも天草大王は雌雄の姿を描いた1枚の油絵と僅かな文献を残すのみで絶滅した。
熊本県農業研究センター(旧熊本県畜産試験場)は、1976年から肥後五鶏の改良・復元を開始したが、天草大王はすでに1羽も生存せず、基礎鶏であるランシャン種が中国から輸入できないため復元は不可能と考えられた。しかし、アメリカでランシャン種が飼育されていることがわかり、1992年に輸入。これにシャモ(軍鶏)と熊本コーチンを交配させた後、7世代にわたり選抜淘汰を繰り返すことによって遂に復元に成功した(2000年)。復元された天草大王は姿形、羽色、鶏冠ともに絵画そのままで、成長した最大の雄は体重約7.5kgと文献を超える大きさに達した。
同センターでは天草大王の復元と並行して、これを利用した肉用鶏の開発を進め、天草大王に九州ロードを交配させることによって、肉用天草大王を作出した。復元された天草大王は「原種天草大王」、肉用天草大王は「天草大王」と呼び、天草大王は2004年3月に特定JAS法により地鶏の認定を受けた。

出典:「天草大王」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』wikipedia

要約すると、絶滅した「天草大王」を熊本県農業研究センターが復元。
それが「原種天草大王」であり、原種に【九州ロード】を交配して育てた食肉用が「天草大王」ということです。

その味などの特徴については以下の通り。

そのお肉は100日もかけてゆったりじっくり飼育しますので肉量も多く、弾力のある歯ごたえ、コクのある味で、その大きさ(日本最大級の地鶏で雄の最大で約7kg雌で約6kg)味、どれをとっても一級品です(以前は博多の水炊きとして大変珍重されました)
出典:『北垣商店』

届いた天草大王の生肉の状態を見ていきましょう。

日本最大級の大型地鶏「天草大王」のモモ肉・ムネ肉・ササミ・手羽先・手羽元・ガラ、北垣商店のお取り寄せ天草大王肉セット
全ての部位を袋から取り出し、皿にのせてみました。
日本最大級の肉用種なだけあって、各部位が本当に大きい。
そして新鮮。

北垣商店の天草大王の生モモ肉2枚
部位ごとに見ていきましょう。
モモ肉です。

北垣商店から届いた地鶏「天草大王」の生ムネ肉2枚
ムネ肉。

日本最大級の大型地鶏「天草大王」の生ササミ肉
ササミ。
スーパーの店頭に並ぶサイズに比べて、ひと回り大きい。

天草大王の生手羽先2本、北垣商店の天草大王の手羽先
手羽先。

天草大王の生手羽元2本、北垣商店の天草大王の手羽元
手羽元。

天草大王地鶏のガラ
ガラ。
すごく重たいので良いスープが取れそうです。

ここからは料理とその実食レポートです。

天草大王地鶏のササミ肉のカルパッチョ
まずはササミのカルパッチョ。
これは以前お取り寄せした《第231食目:みやざき地頭鶏》の食べ方です。
大変おいしかったので天草大王でも再現。
※包丁やまな板などの衛生面に気をつけて処理しています。
 「生」に近い状態で味わう際は自己責任でお願いします。
※鶏肉はしっかりと加熱した状態で味わうのがおすすめです。

天草大王地鶏のササミ肉のカルパッチョひと切れを箸でつまむ
もっちりとした舌触り。
加熱してしまうとこの食感は楽しめません。
柔らかで甘みのある肉に軽めの塩で味付けしたオリーブオイルを絡めて。
大葉の味と香りのアクセント。
うまいです。

茹でた天草大王地鶏のササミ肉をカットして皿に盛り付け
これは熱湯でサッと茹でたササミ肉。
レモンを絞って岩塩で食べました。
新鮮な地鶏はシンプルな調理法と味付けで食べるのが良いですね。

天草大王地鶏の手羽元の唐揚げ
手羽元は唐揚げに。

ひと口大にカットした天草大王の手羽元の唐揚げ、肉汁が溢れ出す天草大王の手羽元の唐揚げ
かじりついたものだと画的に汚いので、包丁でひと口大にカット。
溢れ出す肉汁は地鶏の旨みたっぷり。
弾力のある肉と皮、噛むほどにうまい。

熊本県の天草大王地鶏の手羽先オーブン焼き
手羽先はオーブン焼きで。

オーブン焼きした天草大王の手羽先を箸で持ち上げる
毛(透明に飛び出た部分)は焼いておくときれいでしたね。

天草大王地鶏の鶏皮焼き
鶏皮はカリッと焼きあげて。
お酒のおつまみに最高です。

天草大王のむね肉の茹で鶏、天草大王のムネ肉を茹でてトマトときゅうりと盛り付け
ムネ肉は茹でて和風のタレをかけてさっぱりといただきました。

天草大王の茹でたムネ肉を箸で持ち上げる
一般的なブロイラーに比べるとすごく厚みがあって食べ応えあり。
柔らかな肉質、味は淡白であっさりしていますが美味しいです。

天草大王地鶏のもも肉のたたき、地鶏のタタキ
モモ肉は地鶏レポートの定番になりつつあるタタキで。
強火で表面(特に皮側)を焼いて、中はレア状態に。

天草大王地鶏のもも肉のたたきを箸で持ち上げる
地鶏をお取り寄せしたのであれば、モモ肉・ムネ肉はこの調理法(タタキ)がおすすめです。
バリッと焼けた香ばしい皮、表面と内側の肉の食感の違い、噛むほど出てくる旨み。
タレや塩などお好みの味付けが可能。
個人的にはモモとムネ肉は全部タタキにしたいくらい。
ビール・日本酒・焼酎・・・と、どんなお酒にも合いますからね。

北垣商店さんの「天草大王(大ばらし丸)」、ごちそうさまでした。
ボリュームがあるので大人数で集まる際は特におすすめ。
少人数であれば数日間は楽しめる量です。
適度な弾力と旨さのある地鶏、おすすめです。

最後に点数をつけて評価。

【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★☆☆
コストパフォーマンス|★★★★☆
見た目|★★★☆☆
パッケージ|★★★☆☆
意外性|★★★☆☆
ギフトにぴったり|★★★☆☆
リピート可能性|★★★☆☆
書き手の熱量|★★★☆☆
総合評価|★★★☆☆

●購入はこちら

北垣商店(熊本県)の「天草大王(大ばらし丸)」

熊本県内でのみ飼育生産されている日本最大級の地鶏「天草大王」の部位ごとにカットされた生肉のセット。


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