メディアで話題、高級食材を組み合わせた人気商品をお取り寄せ。味のメインは何か、気になりますよね。
《第126食目》
「【中村家】三陸海宝漬350ḡ(税込3,600円・送料別)」
お取り寄せ先の紹介です。
⇒有限会社中村家(岩手県釜石市)
中村家さんのホームページより、高島屋さんの商品ページに詳しい紹介がのっていましたので、引用させて頂きます。
中村家は昭和15年、地元食材を提供する料理店として創業。
メニューの一つであった海宝漬が人気を集め、商品化するにあたり、海宝漬の販売を主軸として徐々にシフトチェンジし、平成5年に「有限会社中村家」を設立。キオスクや百貨店で販売を展開、現在に至ります。三陸・釜石に生まれ育ち、地場の食材を知り尽くした兄弟料理人。「お客様に料理をお届けする」という想いから、一品一品心を込めてお作りしています。震災の影響で水揚げが少ないため、現在は一部、北海道産や青森産の素材を使用していますが、できる限り三陸産にこだわり、素材に対する料理人の目利きでよいものを厳選しています。料理家の味をご家庭で味わえるよう、これからも妥協しないおいしさをお届けします。
「三陸海宝漬350ḡ」のパッケージです。
箱が立派。
輸送中に崩れないよう、しっかり固定されています。
蓋を開けてみました。
商品の表面を埋め尽くす、「いくら」と「アワビ」。
見た目、とても良いですね。
この豪華さ、ギフトとして選ばれる理由がよくわかります。
「三陸海宝漬」の特徴、確認しておきましょう。
多くのメディアで紹介されている、中村家を代表するベストセラー商品です。
三陸産のメカブの醤油漬に、当店独自の技法「だまし煮」で柔らかく煮上げた三陸産のアワビ、三陸・北海道産のイクラをトッピングしました。
素材本来の旨味がそのまま生きていて、三陸の潮騒が聞こえてきそうな深い味わいです。
原材料の確認もしておきましょう。
めかぶ(三陸産)、いくら(三陸・北海道産)、あわび(三陸産)、カラフトシシャモ卵(アイスランド産)
醤油、砂糖、みりん、食塩、唐辛子、酒精、調味料(アミノ酸等)
カラメル色素、酸味料(乳酸)、増粘剤(キサンタンガム)、(原材料の一部に小麦・大豆を含む)
表面の見た目からはわかりにくいのですが、大半を「めかぶ」が占めています。
イメージしたものと実際の味の違い、結構ありました。
容器の下からスプーンですくうとこんな感じです。
粘りのある「めかぶ」、小さな黄色の粒は「カラフトシシャモ卵」です。
このまま食べてみましたので、それぞれの感想を。
まずは、「いくら」。
皮は薄くて、柔らかい粒。味付けは甘め。
単体の美味しさを評価するなら、星3つですね。
それから、「あわび」。
確かに柔らかい。
天然水・酒・塩を用いて海と似た状態を作る「だまし煮」という調理法で、柔らかく煮上げるとのこと。
ほんのり甘く、あわびの旨みがあって、これは美味しい。
そして、「めかぶ」。
口の中の大半を占める事になるのが、これ。
ねっとりネバネバ、まったりと甘い。
食感はどこにでもあるものと変わらないので想像できると思います。
昆布の佃煮と似た、あの甘い味。
最後は、「カラフトシシャモ卵」。
味も食感もほとんどわからないレベルです。
めかぶの粘着液にまぎれているので、見た目以外に印象はなしです。
ご飯とはよく合います。
このスプーン一杯のいくらとあわび、ひと口ごとにこの量だとすごい贅沢ですよね。
でも、実際にはそうでもなく。
見た目の豪華さとは裏腹に、甘い漬けダレの味、めかぶの食感が大半を占めます。
贅沢なものを食べてるなといった感じは、正直しませんでした。
各食材の良さ・個性が消えていて、ちょっともったいない感じ。
見栄えするのは確かですが、自己消費するなら、美味しい単体商品を購入するほうがおすすめです。
【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★☆☆
コストパフォーマンス|★★★☆☆
見た目|★★★★★
パッケージ|★★★★☆
意外性|★★☆☆☆
ギフトにぴったり|★★★★☆
リピート可能性|★★☆☆☆
書き手の熱量|★★★★☆
総合評価|★★★★☆
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