辛子明太子の食べ比べ19社目。ひと粒が大きくプッチプチの食感。福岡県「あき津゛」からお取り寄せ。


第242食目:【あき津゛】辛子明太子「極附」~きわめつけ~180g(税込3,240円・送料別)

●お取り寄せ先:辛子明太子専門店あき津゛(福岡県福岡市東区香椎駅前3丁目19-10)

博多を代表する特産品「辛子明太子」。
あき津゛では、とにかくおいしい辛子明太子を作りたい!という博多を愛する一心で、こだわりを持ち手作りでやっております。一人でも多くの方に「美味しいものを食べて欲しい!」「こんな明太子も博多にはあるんだ!」という気持ちをお伝えしたいと思います。そういう気持ちのこもったあき津゛の明太子は試食を重ね、研究し、日本料理の概念で作り上げました。手作りだから出来るこだわりの辛子明太子です。

オフィシャルサイトから得られる商品以外の情報は多くないので、早速レビューに入ります。

あき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」のパッケージ
こちらが辛子明太子「極附~きわめつけ~180g」のパッケージ。
あき津゛さんが販売する辛子明太子の中では、2番目に高いランクのようです。
一番は「天」という商品名の金粉がかかった商品。
4本入りで10,000円を超える価格のため、今回は見送りました。

あき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」のパッケージ、桐箱に入ったあき津゛の辛子明太子
包装紙の中からは桐箱が出てきました。

桐箱に入ったあき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」
桐箱のふたを開けるとこんな感じ。
梱包が丁寧で高級感があります。
このあたりギフトに適した商品と言えます。

あき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」が入った桐箱の中身
「極附~きわめつけ~180g」には3本の明太子が入っていました。
重量換算ですので4本になることもあります。


ここで「辛子明太子「極附」~きわめつけ~」の特徴について確認しておきましょう。

●あき津゛の「辛子明太子「極附」~きわめつけ~」(商品ページより抜粋)

美味しい明太子を作りたい!がコンセプトですので、材料には妥協を許さず、こだわっております。
まず、「原料」。粒々感のある真子(無着色)を使用しております。食べていただければ極上の真子を使っていることがわかっていただけると思います。
次に「漬け込みのタレ」。これは明太子を作る上での“命”です。このタレ作りに一番苦労しました。
枕崎の最高級鰹節と利尻の昆布でダシをとり、醤油・酒・みりんも厳選したものを使用。
これらの調味料は幾度となく吟味し、真子との相性を考えながら究極のダシを作り上げたものです。
そして出来上がったダシに一週間漬け込み熟成させ、最後に風味の良い国産の唐辛子を振りかけ仕上げます。
この「辛子を最後に振りかける・・・」というのは、独自の作り方で、通常は漬け込みのタレに辛子を入れたものが多いようです。
この作り方によって、食べた瞬間、まず風味の良い辛さを感じ、噛むと皮が弾け、舌の上で一粒一粒が跳ねるようなプチプチッとした食感。さらに噛むと、鰹節と昆布のダシの旨みが口いっぱいに広がる・・・といった具合を感じて頂けると思います。

●原材料

すけとうだらの卵巣(米国産)、純米酒、酒みりん、醤油、鰹節、昆布、砂糖、食塩、唐辛子、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(V.C)、トレハロース、pH調整剤、酵素、発色剤(亜硝酸Na)


あき津゛の「辛子明太子「極附」~きわめつけ~」の状態をじっくり確認してみましょう。

あき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」を桐箱から取り出し皿に並べる
桐箱から辛子明太子を取り出しました。

皿に並べたあき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」
大きくてふっくらとした見栄えのするサイズ。
原卵はアメリカ産。
海外産のものは大きくてプチプチした食感のものが多いです。

あき津゛の辛子明太子を5切れにカット
食べやすいサイズに適当にカット。
カットした際の特徴として、オフィシャルサイトに次のような記載がありました。

もう一つの特徴としては、包丁で真子を切った時、羊羹の切れ口のようにスパッと切れるのが特徴です。
食べて頂いたお客様からも、「明太子のイメージが変わった!」との意見を多くいただいております。

切り口は確かにきれいです。
指で抑えた部分が凹むこともなく、切っても形を整えています。

あき津゛の辛子明太子「極附きわめつけ」を箸でつまむ、箸でつまんだプチプチの明太子
粒の大きいこと。
とびこ(飛子)までの大きさはないですが、ひと粒ひと粒をパラパラとほぐせるような感じはあります。
たらこや明太子は一体となった小さな粒の塊を食すイメージがありますが、これは主張するひと粒。


ここからは実食レポート。

炊きたてご飯とあき津゛の辛子明太子
いつものように炊きたてのご飯を準備。

あき津゛の辛子明太子一切れをご飯に乗せる
ご飯に明太子をのせて、

箸でつまんだご飯の上に乗るあき津゛の辛子明太子、プチプチの辛子明太子とご飯
いただきます。

食感は今さら言うまでもありませんが、プッチプチ。
皮は厚く、その内側にある粒がくっついて離れてきません。
普通は皮をつまめば中身をニュルッと出せますが、それができない感じ。
中心部の粒は容易に出せますが、もっと味わいたければ皮ごと食べる羽目になります。
味は少し甘め。角のないまろやかさ。
旨みがあり、辛さはじんわりとあとからきます。
粒が大きく水分が多くなるせいか、濃厚さが足りないですね。
白飯にねっとりまとわりつくような濃厚さが。
このあたりの好みは個人差が出ると思います。

あき津゛さんの辛子明太子「極附~きわめつけ~」、ごちそうさまでした。
プッチプチの食感が好きな方にはおすすめ。
とても食べやすいので、老若男女問わず喜ばれると思います。


【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★☆☆
コストパフォーマンス|★★☆☆☆
見た目|★★★☆☆
パッケージ|★★★★☆
意外性|★★★☆☆
ギフトにぴったり|★★★☆☆
リピート可能性|★★☆☆☆
書き手の熱量|★★★☆☆
総合評価|★★★☆☆


あき津゛(福岡県)の「極附~きわめつけ~180g」

独自の製法で作りだす、素材の味を最大限に生かした明太子「極附」。真子の一粒一粒がぷちぷちと口の中ではじける食感が楽しめます。