福岡にある人気の料亭が作る【辛子明太子】。細部に至るまで手の込んだ仕事ぶり。食べ比べは7社目。


《第63食目》
「ご贈答用辛子明太子A128g(税込1,728円・送料別)」
背筋が伸びますよ。

《明太子部門:エントリーNo.7》
「ご贈答用辛子明太子A128g」
⇒博多料亭 稚加榮(福岡県福岡市)
稚加榮(ちかえ)と呼びます。

巨大な生け簀(いけす)を囲んだ圧巻のロケーションで食事ができる有名料亭。
一度、行ってみたい。

特徴について(商品ページより抜粋)

料亭にお越しになられたお客様の声で生まれた「稚加榮の辛子明太子」。料亭が作るものですから、そこに妥協は一切なく料亭でお出しするお料理と同じく素材や製法にたくさんのこだわりがございます。
・たらこへのこだわり
北海道産のみを使用。素材の良さに加え、北海道には漁から塩たらこ作りまでが短時間で行える環境があるから。
・お酒へのこだわり
地元の醸造元に出向き、明太子を作るためだけのお酒を依頼し、一から仕込んだいただいたものを使用。
・鰹節へのこだわり
鹿児島県の枕崎にある業者に明太子の製造に合わせてその都度削っていただいております。
・唐辛子へのこだわり
鷹の爪の中で最も辛いとされる「本鷹の爪」の一味唐辛子を使用。
・盛り付けへのこだわり
料亭のお料理をお出しするのと同じように箱への盛り付けはひとつひとつ丁寧に箸で行います。

これは楽しみ。

贈答用なだけあって、

何重にも丁寧に包装されています。

包装紙・箱・パック・フィルム。
これらをはずして、ようやく中身にたどり着きました。

本当にきれいに並べられているというか、盛り付けられています。

出てきた4本の辛子明太子。
1本当たり32g。
北海道産の原卵ですから、少し小ぶりです。

使われている原材料も確認しておきましょう。

スケトウダラの卵巣(国内産)、清酒、食塩、みりん、還元水飴、かつおぶし、醤油、昆布エキス、唐辛子、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、酵素(卵由来)、ナイアシン、着色料(赤102、黄5、赤3)、発色財(亜硝酸Na)

ビシッと締まった明太子。
切っても触っても、形は崩れません。
色つやが良く、見た目に素晴らしい仕上がり。

それでは、いただいてみましょう。

これは作り込む過程の細やかな仕事が伝わってきますね。
粒感、味の染み込み具合、辛さ、甘み、旨み、それらがまとまっての完成度が
ものすごく高いです。
余計なものがない感じ。
例えば、調味液の残りとか後に残る雑味とか。

日常というよりは、ハレの日とかかしこまった席で出てきそうな料理。
がつがつ食べるというより、ちょっぴりいただく。
おせち料理に入ってるいくらとか数の子とかエビみたいな。
イメージが伝わりますでしょうか。
「かたさ」があるんですよ。

今まで食べてきたものとは、系統というか路線が違いますね。

お歳暮などの贈り物にぴったりだと思います。
粒を見てわかると思いますが、とにかく質が高い。

商品を通して贈る側の気持ちが伝わると思いますよ。

一応、コスパも確認しておきましょう。
100g当たりの金額は、1,350円(税込本体価格)。

7社食べ比べ中、上から単独2番目の高さです。
ここまで作りこんでいますから、まあ納得。

さて、【辛子明太子】の買い推奨順(7社終了時点)ですが、

味の明太子【ふくや】昆布漬け辛子明太子(雷)【かば田】>ご贈答用辛子明太子稚加榮】>伝統(無着色)【やまや】博多あごおとし【博多まるきた水産】辛子めんたい【福さ屋】無着色明太子(樽)【かねふく】

となります。

食べ比べ企画、まだまだ続きます!


【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★★☆
コストパフォーマンス|★★☆☆☆
見た目|★★★★★
パッケージ|★★★★☆
意外性|★★★☆☆
ギフトにぴったり|★★★★★
リピート可能性|★★★☆☆
書き手の熱量|★★★☆☆
総合評価|★★★★☆


博多料亭 稚加榮(福岡県)の「ご贈答用辛子明太子A128g」

贈り物としてお勧めの一品。酒・かつお節・出汁へのこだわりがあり、卵本来の味を引き出す味付け。粒がしっかりしています。ひと腹ひと腹料理の盛りつけをするよう、衛生的な容器に丁寧に盛り込み。