北海道の【辛子明太子】はどうでしょう?食べ比べ10社目。
《第73食目》
「辛子明太子 虎杖浜のまごころ350g(税込3,240円・送料別)」
冷凍せずに仕上げる明太子。有名な虎杖浜産です。
《明太子部門:エントリーNo.10》
「虎杖浜のまごころ350g」
⇒たらこ家虎杖浜【カネシメ松田水産】(北海道白老町)
《第31食目》のたらこで取り上げた会社です。
原卵の質がとても高くて美味しかったので、そこが明太子を作るとどうなるか、気になってお取り寄せ。
福岡のメーカーに比べ、原料の鮮度の良さでは優位に立つわけで。
比較してみたくなりました。
特徴について(商品ページより)
現在一般に販売されているたらこの8割はロシアなどからの輸入ものです。たらこを加工する前に冷凍して国内に持ち込むので 、本来持っているたらこの風味が損なわれてしまいます。しかし、「たらこ家虎杖浜」の多良の子、めんたい子は厳しい冬に虎杖浜沖で獲れたすけそうだらを買い付け、その日のうちに卵を加工します。原料卵は熟成させる前に冷凍してしまうと風味が落ちてしまいますが、 加工した後に冷凍させるのは風味には問題はありません。
当店のたらこは低温下で充分に熟成させます。この熟成によってたらこが本来持つ旨みを 最大限まで引き出すことが出来ます。この本物のたらこを用いて作られためんたい子は、 秘伝の調味料と上等の唐辛子を用いて4~5日間低温下にて熟成させます。手間暇かけた味わいと上品な辛さは、きっとご満足いただけると思います
ロシアなどから冷凍輸入された原料卵を使用して製造されたたらこは、 冷凍されたことによって「たらこ」が本来もつ旨みを失ってしまい、それを補うために大量の添加物を使用してしまいます。そのため、後味の悪いものや苦みの強いものが出来てしまうのです。匂いで比べてみてください。「たらこ家虎杖浜」の「たらこ」は魚の匂いがします。それを生臭いと感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、 それが本来の「たらこ」の味なのです。市販で売っている「たらこ」はちょっと薬くさく感じると思います。また、着色料を一切使用していないので、 お子様やお年寄りの方にも安心してお召しあがりいただけます。
水揚げから加工完了まで冷凍せずに行えるという地の利を活かした明太子。
見た目には唐辛子が多めで辛そうですよね。
原材料も確認しておきましょう。
すけそうだら卵(北海道産)、醤油、醗酵調味料、天日塩、唐辛子、蛋白加水分解物、鰹節エキス、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、酸化防止剤(ビタミンC)、ナイアシン、酵素、発色剤(亜硝酸Ne)
ツヤ・ハリはさすがの一言。
カットした断面、粒の状態も一番良いですね。
透明感があります。
それでは、食べてみましょう。
新鮮な原卵を使っているわけですから、食感は抜群に良い。
たらこの旨さがよくわかります。
ただ、明太子としての味付けはどうかと言うと、
辛さとまろやさがやや足りないですね。
少し塩分が強くて、味のまとまりがもう一歩。
本場である福岡、その長い歴史と熾烈な競争の中で生き残っている猛者には、
まだ少し及ばないかと。
ただ、矛盾するかもしれませんが、
ねっとりした甘さが苦手であれば、すっきりした味わいの
これはあり。
コスパに関しては、
100g当たりの金額926円(税込本体価格)。
今のところ10社中、4番目に安い。
歴史と伝統があり、加工技術に優れた福岡の明太子、
原料の鮮度と質が抜群に良い北海道の明太子、
それぞれの良さがあると思います。
飛び抜けた個性(卵の質)、これは評価したいと思います。
というわけで、【辛子明太子】おすすめランキング(10社食べ比べ終了時点)ですが、
味の明太子【ふくや】>辛子釣り明太子【椒房庵】>昆布漬け辛子明太子(雷)【かば田】>ご贈答用辛子明太子【稚加榮】>伝統(無着色)【やまや】>虎杖浜のまごころ【たらこ家虎杖浜】>博多あごおとし【博多まるきた水産】>辛子めんたい【福さ屋】>無着色明太子(樽)【かねふく】>激辛 辛子明太子【平塚明太】
となります。
食べ比べ企画、残り3社です!
【食通きどりレビュー】
美味しさ|★★★☆☆
コストパフォーマンス|★★★★☆
見た目|★★★★☆
パッケージ|★★★★☆
意外性|★★★☆☆
ギフトにぴったり|★★☆☆☆
リピート可能性|★★★☆☆
書き手の熱量|★★★☆☆
総合評価|★★★☆☆
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たらこ家虎杖浜(北海道)の「虎杖浜のまごころ300g」
虎杖浜、前浜産のたらこを当社秘伝のタレにじっくりと付け込んで熟成。たらこの旨みをしっかりと生かして、辛みもまろやか。味の深みと食べ易さで人気の「虎杖浜前浜産の明太子」。
※楽天で販売しているのはワンランク上の商品です。